プラバホール

2014-05-18-14-59-17
5月18日(日)、松江・プラバホールで国立音楽大学島根同調会主催の公開レッスンとコンサートに出演させていただきました。
午前中の公開レッスンのため朝8時半、ホールに到着。
中学生、高校生は、スポンジのように吸収し、しなやかな感性と柔らかな体で、一瞬にして何かをつかむ瞬間があります。公開レッスンに参加してくださった生徒さんたちにとって、お客様を前にしての大舞台での演奏は、響きと波動と空間が音楽の源であることを感じることができるいい経験に繋がったのではないかと思います。ピアノと一体になるための姿勢について、楽譜からいかに心を読み取るか、そしてそれをどう演奏につなげるか、など、短い時間でしたが、楽しくレッスンさせていただきました。
プラバホールは円天井で温かい響きのホールです。ショパンの「幻想曲」などを弾きましたが、ホールの響きそのものがファンタジックに助けてくれるように感じました。
数年前のリサイタルでは、照明を暗くしてノルドグレンの「小泉八雲の会談によるバラード」を演奏しました。その時よりもホール全体の音響がまろやかになっているように感じました。時間の経過とともに、ピアノの弱音、強音、どちらも受け止めるキャパシティが広がるように思えるのです。以前、音響設計の永田穂先生がおっしゃっておられた「ホールは育つ」ということなのかもしれません。
後半、テノールの小川哲生先生とご一緒させていただき「さすらい人」「楽に寄す」「さすらい人の夜の歌」など大好きなシューベルトの歌曲の伴奏もさせていただきました。温かい響きがシューベルトの世界を包み、デリケートなハーモニーのうつろいと詩が一体となりました。

コメント

  1. yuko より:

    植木様
    素晴らしい活動をされておられ、敬服いたします。
    6月にはラトヴィアの合唱団が来神されますが、歌は、音楽の原点だと思っています。
    息を合わせ、他の人と心を一つにし、人の声に耳を傾け、自分もハーモニーの中に溶け合う、、、この経験は、何にも代え難い尊いものではないでしょうか。

  2. 植木稔 より:

     長田区役所職員有志の合唱団のコンサートがあります。
    日時:平成26年6月18日(水)
       18:45~
    場所:西市民病院 1階ロビー
    歌 :「花」「春よ来い」(ユーミン)など
     平成24年4月に神戸中央合唱団で活躍されている北畑副区長が異動され、活動停止中だった長田支部の合唱部の指導者となり今では20~30人の有志が集まって毎週火曜日の昼休みに合唱の練習活動を行っています。区役所のグランドピアノを使用しての練習のため部員は区のボランティア活動にも積極的に参加しています。前区長大下氏(現こども家庭局長)は高校時代合唱部だったこともあり練習に参加されていました。
     音楽を通じて職制を離れ職員が一体になれることは私は素晴らしい活動だと思います。久元
    様はいかが思われますか?