三条 一番星コンサート

新潟県三条市文化・芸術の一番星育成事業に講師としてお伺いさせていただいて3年目となりました。
今年は、公開講座の他、3人の中学生の公開レッスン、そして今日は、その修了コンサートでした。
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一番星支援をを受けた声楽科を目指す高校生お二人と一緒に、「ピアノ教室」受講生3人が、勉強の成果を披露してくれました。「中学2年生」は、私が音楽の道を志すことを決めた年でもあります。毎日ボストンバックに楽譜を10冊ほど詰め込んで、無我夢中でピアノを学びました。純粋に音楽に向かい、小さなことにも感動し、自分の全てを音楽に傾けることができる時期でもありました。
l今年の受講生3人は、それぞれ個性も環境も違いますが、「頑張り屋さん」の面は共通していました。バッハ、古典、ロマン、近代の作品に真摯に向き合い、本番まで磨きあげてくれた努力に、舞台袖で拍手を送った次第です。演奏時間15分ほどになる音の粒一つ一つは、日常のレッスンで生徒さんを叱咤激励し導いてくださったピアノの先生や 勉強との両立を応援し見守ってくださったお父様、お母様たちの愛情の賜物でもあります。
音楽を続けることができる幸せに感謝し、是非これからも未来に輝いていってほしいと願っています。
最後は、地元のピアニスト品田真彦さんがオーケストラパートを弾いてくださり、昨年に続いて2台ピアノ版でピアノ・コンチェルトを弾かせていただきました。品田さんは新潟県立中央高校卒業後、ドイツへ留学。地元に帰り、母校の先生としても指導にあたられています。子供たちの演奏を一緒に聴きながら、次代を担う”若き音楽家の卵たち”の成長を二人で祈りました。
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