What’s ポロネーズ?

国立音楽大学 音楽専修研究発表会で「英雄ポロネーズ」を演奏させていただきました。
第26回、という伝統のある発表会です。
コンピュータのスクリーンで発表が行われ、
国民性とナショナルダンス~ポーランドの歴史を辿って~
器楽作品の誕生~ルネサンス・バロック~
古典派からロマン派へ
ポロネーズとポーランドの心~祖国を愛したショパン~
と4部構成。
ポーランドの歴史から舞踊の実演まで、幅広い内容でポロネーズについて発表されました。

若い学生さんが時間をかけて準備を進め、互いに刺激しあいながら一つのものに仕上げていく、その過程は大きな成果となったことと思います。いつもは、子供っぽく見える学生さんたちが、今日ばかりは、黒いスーツをバシっと決めていて、一瞬、誰?と見間違えるほどの変身ぶり。テキパキとステージに立って堂々とした発表を披露。

礒山雅先生が「バッハとポロネーズ~バッハ研究の新しい視点」というテーマでお話をされましたが、これは回をあらためてゆっくりとお聞きしたい充実した内容で、もっとも印象に残りました。
ゴールドベルクなどでも使われているポロネーズのリズム。「ポーランド風の」リズムとバッハの関係など興味がつきない深いテーマです。

会の最後に、<英雄ポロネーズ>についてコメントをし、演奏させていただきました。
講堂での演奏、そして音楽学の研究発表の場、初めての経験でした。光栄な機会を頂戴し、ありがとうございました。

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