祝・ピアノ・カタログ完成!

国立音楽大学創立90周年事業として、楽器学資料館では2012年4月から2015年3月までピアノ・プロジェクトが行われました。その一環として2013年には国立音大講堂で歴史的楽器5台を使ってのレクチャーコンサート、そして2014年にはサントリーホール(ブルーローズ)にプレイエル、シャンツ、ブロードウッドを運び込んでのコンサートが開催され、演奏をさせていただきました。演奏会の間際は、大学で暗くなるまで楽器の調整や準備に勤しんだことも楽しい思い出です。その演奏会の模様がDVDになりました。
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時期を合わせて所蔵目録の素晴らしいピアノ・カタログが完成!DVDが付録としてついています。
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カタログには資料館所蔵鍵盤楽器の詳細な情報、美しい写真・・・。見ているだけでも時代をタイムスリップ!それぞれの楽器の音とタッチが蘇ります。表紙デザインは、エラール・ピアノ(1859年頃制作)の譜面台がモチーフになっています。
一昨年イタリア・ボローニャのタリアヴィーニ博物館に伺ったとき、タリアヴィーニ教授から「KUNITACHIの新しいピアノ・カタログができるのを待ってるよ!」と仰っていただいたことを思い出します。今年の秋、イタリアでの演奏会の帰りにお寄りしてお渡ししてきたいと思っています。
資料館の皆さんの情熱が実を結び、嬉しい限りです。来年4月はリニューアルオープン。今から楽しみにしているところです。私も引き続き、歴史的楽器の演奏やレクチャーなどで拘わらせていただく予定です。
是非お出かけください!

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