ファツィオリ

天然ボケのせいなのか、私には、時差ボケがほとんどありません。
すぐにウィーン時間で体が動き始めます。
カイザーホーフという街中にある、便利で清潔なホテルに宿泊。
フロントのお姉さんもお掃除のおばさんも親切で、しかも朝食が豊富。
朝からたっぷりの栄養をとってスタートを切れるのは嬉しい限りです。

今日は、ベーゼンドルファーのショールームに行き練習。
工場から出てきたばかりの
「おあずかりピアノ?!」
の280ですが、とてもいい響きです。
まだ製品番号がついていないピアノ、いつかは、製品となって外に出ていくことになるのでしょうが、しばらくの間、このショールームで展示となります。

チキンサンドの軽いランチのあと、ウィーンの友人がファツィオリのお店へ連れて行ってくださいました。このお店は、今はなくなってしまったウィーンのピアノメーカーも扱っていて、親切な店主がいろいろと話してくださいました。
創業者の子孫、とかで、肖像画の髭とそっくり?!です。

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ファツィオリは、日本にはまだあまり入ってきておらず、演奏機会はとても少ないのですが、ショパンコンクールなどでは、すでに公認ピアノとして認められ、めきめき活躍しだしている楽器メーカーです。
地下のサロンにもご案内くださり、カンタービレでゴージャスなイタリアの楽器としばしランデブー。

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フロアには、日本のカワイ・ピアノがたくさん並んでいました。
ベーゼンドルファー、ファツィオリ、スタインウェイ、カワイ、、と、楽器の違いを知ることで、よけいにそれぞれの味わいが見えてきます。
それぞれの楽器にとり、一番いい鳴らしかたがあるはずで、調整に携わる人、演奏する人間のすべての感覚が一致するポイントがピタッと合ったとき、音楽が立ち上ってくる、そんな気がします。

午後の練習のあと、韓国のおばちゃんがやっている食堂でチジミなどを食べて早めに休みました。

コメント

  1. nishisan より:

    音楽の都、ですか。