国立音大附属高校で演奏論

国立音楽大学は、国立にある、と思っていらっしゃる方も多いのですが、今は立川市にあります。今年は、新校舎も完成。さらにグレードアップの予定です。
一方、附属高校は国立にあり、大学が国立にあったころの名残は、附属高校に残っています。
高校では、大学のころ使われていた校舎も使われていて両者が共存する形で使われているようです。

今日は、大学からの出張講座ということで、高校2年生を対象に、100人以上の高校生の前で、モーツァルトを中心に演奏論を展開させていただきました。
高校2年生と言えば、もっともしなやかな感性と柔らかな体を持つ世代。自分自身を思い出しても、ピアノの階段を夢中で駆け上っていたように思います。
さまざまな栄養をとりこみ、大きな花を咲かせてほしい、と思いながら、お話と演奏をさせていただきました。集中力も、モーティベーションの強さも、音楽への愛情や興味も、かなり個人差があるような印象を受けましたが、何かのきっかけやチャンスで大きな飛躍をとげる可能性とエネルギーのある年代なので、それぞれ大きく羽ばたいて欲しいと思います。

大学の作曲科の同級生が、教諭として勤めておられ、講座の前にお話しすることができました。理論が副科として義務になるのではなく、演奏に生かすための武器として使ってもらえれば、、、ということで意見が一致。
理論からのアプローチが演奏面に役立ち、効果倍増となれば、と願っています。

コメント