ガレリア座・スペシャルガラコンサート

「ガレリア座20thアニヴァーサリースペシャルガラコンサート」が、サントリーホールで開催されました。
オッフェンバックの「美しきエレーヌ」やカールマンの「モンマルトルのすみれ」などの喜歌劇、そしてグノーの「ファウスト」やヴェルディの「運命の力」などさまざまな演目を重ねてこられたガレリア座。

二十歳のお祝いガラコンサートにサントリーホールは熱気に包まれます。
「ガレリア座、おめでとう!」のメッセージが伝わるようで、客席と一体になってつくってこられたメンバーの心意気の賜物と感じました。

今朝は、2台のスタインウェイから私が弾くピアノ選びで始まります。以前は音がこもる感じだった方の楽器が、その後の修理調整のおかげで、深く立派な響きとなっていました。
やはり、楽器は調整次第ということを感じた次第です。

メンデルスゾーンの2台のためのコンチェルトを弾かせていただいたあとは、コーラスの一員としてコンサートに参加。
P席(舞台の上の客席)から歌います。お客様から丸見えの席で、失敗は許されません?!
マスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナから「復活祭」の合唱、そしてワーグナー「タンホイザー」のタンホイザーが息を引き取る場面。タンホイザー救済のため命を捧げたエリーザベトを追悼する合唱。

先日の小澤征爾さんがインタビューの中で、
「ハーモニーやリズムやメロディーを他人とつくりだす快感」
について述べられておられましたが、まさに快感!です。
自分の声がハーモニーの中にとけこんでいる、という実感は幸せな一瞬です。ソリストも皆、最後コーラスに参加・・・という趣向なので、二期会のアルト北澤幸さんのお隣、バリトンの北村哲朗さんの斜め前という贅沢コーラスデビューとなりました。

それにしてもガレリア座のメンバーの方々の体力には、脱帽です。4時間半のGP、そのまま本番4時間。終演後、バタバタと倒れてしまうのでは・・・というくらいのハードスケジュールなのですが、なんと本番のあとは、サントリーホール近くのラウンジ、その名もずばり「オペラ」で打ち上げです。
その盛り上がり様もハンパじゃなく、ザルツブルク・モーツァルテウムのホルン奏者、ペーター・ドルフマイヤーさんやオルフェオ・バロックオーケストラのヴァイオリニスト、グートルン・ラーバー・プライヒンガーさんなど若手の歓声にまじり、菊池美奈さんら声楽家の方たちのおしゃべりは、まるでオペラの1シーンが続いているかのようでした。

30周年、40周年、、、、とさらなる発展をお祈りしています。

コメント

  1. YUKO より:

    けん様
    HP,ご覧いただきありがとうございます。
    少しずつアップしていきたいと思っています。
    19日の神戸まつり、オーケストラとのリハーサルが入ってしまい行けなくてとっても残念でした。

  2. けんフロム神戸 より:

    ホームぺージ、リニューアルおめでとうございます \(^^@)/
    とっても綺麗ですね。
    (明日、5月19日は神戸まつり!
     がんばろー 神戸!!)