すざかバッハの会

2月28日すざかバッハの会主催の演奏会が須坂シルキーホールで行われ、ヘンデル、モーツァルト、ワーグナーを弾かせていただきました。

ヘンデルの「ジュリアス・シーザー」、モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」、ワーグナーの「タンホイザー」など。
バロックから後期ロマン派へ時代をひとっ跳びの2時間でした。

2日前に合わせ、前日に須坂入りして準備開始。音の使い方も様式もそれぞれ全く異なるのですが、弾いているうちにその時代と音楽にのめり込んでしまえるのは、曲が持っている強烈な魅力によるものでしょう。のめり込み過ぎたあとは、山田温泉のお湯でしばしリラックス。

ワーグナーの「タンホイザー」では、ヴォルフラム、巡礼者たち、エリザベートによるクライマックスシーンの壮大なドラマを切れ目なく演奏。減七の不安な和音で「つ・づ・く・」という終わり方をしました。立川での演奏会の再演ではあったのですが、「タンホイザー」の合唱の場面をさらに進化させました。

今回楽しかったのがアンコール。メリー・ウィドウではじけたあと、長野出身のバリトン歌手、近藤圭さんが中心となり、長野県歌「信濃の国」を大合唱。長野県人は全員この曲を歌えるのだそうで、近藤さんも譜面を読めるようになるより前からこの曲が歌えたそうです。6番まであり途中でテンポや曲想が変わる凝った作りですが、会場のお客様全員が完全にそらんじておられ、驚愕!

「県歌」や「市歌」は全国に膨大な数があるはずですが、この浸透度は、恐るべし!
「長野県人は郷土愛がむちゃくちゃ強いんです。」と近藤さん。今年は真田丸で盛り上がり、さらに御柱の年でもあり・・・。

終演後、近藤さん、すざかバッハの会会長の大峡喜久代さん、ソプラノの山口清子さんらと礒山雅先生を囲んで・・・の一コマです。

すざかバッハの会

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