祝・モォツァルト広場20周年

7月24日秋田アトリオン音楽ホールにて開催されましたモォツァルト広場20thアニバーサリーコンサートに出演させて頂きました。
第3回、ピアノコンチェルト「ジュノム」で出演させて頂いて以来、今回で13回目の出演となります。
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秋田出身の若きマエストロ、指揮の阿部未来さんとは、神奈川フィルの演奏会のときに副指揮者としてお会いし、バランスなど聴いて頂いたり、打ち上げでご一緒したりで顔馴染み。
今回もお互いアイディアを出しあったり、思いを共有する中で作っていけたのがありがたかったです。
2人でこだわったのは、モーツァルト時代行われていたオーケストラの縮小メンバーとトゥッティ(曲の途中で行う人数の増減)の弾きわけでした。
大きな2つの利点、1つめは劇的にデュナーミクの変化をつけられることです。
もう一点は、ピアノがピアニッシモで単旋律のメロディーを奏でる際、オーケストラが大人数で一緒に奏でると旋律が埋もれてしまうのですが、縮小メンバー(1プルト)の音であればその心配はなくなります。
第27番のピアノ協奏曲には、モーツァルトがオーケストラパートに、ソロ とトゥッティを厳密に分けて明確に指定しています。
今回は、普段無視されることの多いこれらの指示に従ってやってみましょう、と東京で打ち合わせてから秋田に入りました。
その結果「第1、3楽章は心細いから、なんとしてもみんなで弾かせてほしいけれど、第2楽章は受け入れましょう」と言って頂きました。
そのおかげで、第2楽章のピアニッシモは心ゆくまで弱音にすることができ、感謝です。
《アヴェヴェルムコルプス》に始まり《ディベルティメント》、《ハープとホルンのための協奏曲》、《ホルン協奏曲 第1番》、《ピアノ協奏曲 第27番》、《トルコマーチ》のアンコールと最後に《春への憧れ》斉唱。
盛り盛り沢山のプログラムとなりました。
久しぶりにお会いしたモォツァルト広場の皆様とイヤタカで楽しい打ち上げ!
モーツァルト広場代表の加藤明さん(左)、美しい音色で会場をうっとりさせたフルートの菅原潤さん(右)と。
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長身細身、バレリーナ体型の阿部さんと。
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二次会で更に盛り上がり、
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シメは、、、。
菅原さんが「N響のメンバーでわざわざ京都で下車して食べる」おすすめ「末廣ラーメン」の秋田店へ。
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絶品ラーメンを平らげた後、皆で手の形比べ。
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左手前から時計回りにフルート、ヴァイオリン、オーボエ、ピアノ奏者の手です。ひとしきり比べたところでお開き。
秋田の温かいみんなとの熱い3日間を終えました。
明朝早くの飛行機で東京へ。
大学でのワークショップに参加予定です。

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