モーツァルト@七尾美術館

七尾美術館アートホールにおきまして、ピアノ学習者と指導者のための「音楽歴史紀行」第3回 古典派音楽を楽しもう!「モーツァルトの魅力」に出演させていただきました。

13:30からの第1部は、子供さんを中心に。サブタイトルは「モーツァルトってどんな人?ステキな音楽の秘密は?」。そして15:00からの第2部は先生方を対象に「モーツァルト作品の演奏について」と題し、ピアノ・ソナタKV570の分析、解釈を軸に、お話と演奏をさせていただきました。

第1部に先生やご父兄が混じり、第2部に子供さんが混じり、、、という難しいシチュエーションでもありましたが、熱心な皆様とともにモーツァルトを語ったり、弾いたり、の3時間でした。

kanazawa

大学では、ピアノ科の試験でモーツァルトを選曲する人はまずいませんが、ピアノ教室の発表会やコンサートでは、人気の高い作曲家の一人です。興味津々で聴いてくださる子供さんとの出会いは嬉しい限りでした。

第1部と第2部の間に30分の休憩。ステージのブラウスの上に、革のコートをひっかけて、美術館へ!

七尾市の実業家、池田文夫氏のコレクションを中心に、第1展示室には、能登にゆかりの作家、田中太郎氏のブロンズ、木彫作品や七尾市出身で桃山時代に活躍した長谷川等伯の墨画などが展示されていました。

7つの尾根をイメージしたドーム型の屋根、珪藻土の外壁。静かにゆったりとしたスペースで鑑賞できる素敵な美術館です。これで、自分にゆったりとした時間があれば言うことなしですが・・・。

雪模様と山の稜線と枯れ木の直線が不思議な調和を見せる長谷川等伯の山水図襖(京都・圓徳院蔵)など、ハイビジョンコーナーで見たかったのですが。。。いつかゆっくり鑑賞できる日が来ることを願いつつ、次の第2展示室へ。

「バードパラダイス」と名付けられた部屋には、花鳥風月を題材にした作品が並びます。水道秋聖氏の「群鶴図屏風」や田中太郎氏の「鶴」を鑑賞。翼を持つ鳥の美しさに魅せられた作家たちの想いが集結した空間となっていました。

モーツァルトの「Oiseaux,si tous les ans ( 鳥よ、年ごとに)」の可愛いメロディーを心に浮かべながら、レクチャーコンサート会場に戻りました。

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