自転車

先日、スタジオに出かける朝、向こうから来た自転車が手首をかすめて通り過ぎました。
「危ない!!!」と、思い、とっさによけましたが、あと5センチ右を歩いていたら、翌日のコンサートは中止だったかも?!

最近、道を歩いていて一番こわいのが自転車です。
坂の上から減速することなく猛スピードで降りてくる自転車。
この間など、パンを食べつつ携帯でおしゃべりしながら自転車に乗っている人を見ました。
きっと自転車に乗っているとき、おなかがすき、パンを食べているときにたまたま携帯が鳴ったので通話を始めた・・・というご事情と思いますが、そんな状況のときに、前や横の通行人に注意することなんて可能かしら、と思うのです。

私の住む新宿は、狭い通りも多く、近所でも接触事故があとをたちません。
歩道を無防備で歩かざるおえない歩行者にとって、自転車は、脅威です。
最近、”電動自転車”という、バイクなみの速さで走る自転車もあるそうです。
免許を必要とするそうですが、無免許でこの電動自転車に乗る若者が増えてこれから規制をしていく、とのことです。

ドイツに行ったとき、車の道、自転車の道、歩行者の道、と合理的に分かれていて流石と思いましたが、日本にはまだまだそういう道は少ないようです。
横断歩道のみ自転車の横断コースが分かれていても、歩道になったとたんに、区別がなくなるのでほとんど意味がありません。

国立駅から南に下る大学通りは、桜の名所でも知られる美しい通りですが、車線の横に自転車専用車線があり、垣根をはさんで歩道があって、商店が並ぶ、という日本では画期的な通りです。
パリのモンマルトルと同じ街灯がともされ、夜の雰囲気もお洒落です。
しかも商店の大きさまで条例で定められているため、通り全体がひとつの絵になっています。

毎年、桜満開の季節を見逃してしまうのですが、今年こそは!と思っているところです。

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