Sオケ定期@武蔵野市民文化会館

先日、チャボヒバホールにお邪魔しましたら綺麗なお雛様が飾られていて思わず見入ってしまいました。
子供の頃、母が木目込みの小さなお雛様を毎年押し入れの奥から大事そうに出してきて、白い薄紙をはがしておもむろに飾り付けてくれたことを思い出し、自分自身、いつ頃からお雛様を出さなくなってしまったのかしら、、、と反省。そういえばあのお雛様、今どこにあるのだろう?!

今日は、指揮者の伊藤翔さんと、週末の2台ピアノコンサートのリハーサル。イエルク・デームス先生に幼少の頃から薫陶を受けている伊藤さんの音色は美しく、指揮者としての視点からのサジェスチョンは目から鱗の連続でした。

リハーサルを終え、急ぎ武蔵野市民文化ホールへ。国立音楽大学Sオーケストラ第6回定期演奏会の応援に。

Sオーケストラは有志学生で結成されたオーケストラ。受付には可愛い女子学生。プログラムの中の挨拶、曲目解説なども学生が担当。インペク、ライブラリ、広報、会計、楽器係などオーケストラに必要な各セクションも学生有志により運営されています。その経験は卒業後、社会に出る前の貴重なステップになることでしょう。

指揮は永峰高志先生。そしてソプラノの澤畑恵美先生とバスの久保田真澄先生が出演。演目はワーグナー:ジークフリート牧歌、そしてタンホイザーから!
エリーザベトの澤畑先生のたおやかな美しさ、久保田先生演じるヴォルフラムの優しく包み込むような夕星の歌。卒業生であるお二人の歌唱は、学生達の心に勇気と希望の灯となったことと確信します。

アリアに寄り添う音楽、大行進曲、序曲、バッカナールの熱狂まで、ワーグナーの世界に挑んだSオーケストラ!そして若き学生一人一人の力を最大限引き出し、アンサンブルの精神を一つに纏め上げられた永峰先生のご指導に心からのBravo!

コメント