グリークの午後

日曜日の午後、伊藤翔さんとともに、生誕180年を迎えるグリークのコンサート。

まずはグリークのピアノ協奏曲を2台ピアノに編曲したバージョンで開始。曲の魅力、聴きどころ、仕込みの段取りまで、お話ししながら演奏。

後半は、グリークから影響を受けたガーシュイン、スクリャービン、ヒューゴ・アルヴェーンなどの作品の紹介。そしてディーリアス:「春初めてのカッコウの声を聞いて」連弾バージョンを演奏。その中で登場する旋律の元となったグリークの小品を。

最後は、グリーク編曲のモーツァルト:ピアノ・ソナタKV545。この曲はグリークが夏の別荘で作曲した2台ピアノのための娯楽?!作品です。モーツァルト好きのグリークが、モーツァルトを題材に、ジャズ的な響きやお洒落な音型で料理しています。ファーストピアノは、ほぼ原曲に近く、セカンドピアノに、グリーク風の音が加わります。以前、第1楽章は弾いたことがあるのですが、今回初めて全楽章を演奏。私は3月半ばに元祖モーツァルトKV545を弾くので、ファーストの方を弾かせていただきました。「え~!そう来る?」という音も入ってくるので、最初は違和感があったのですが、2,3回合わせると楽しくなってしまい、「合いの手」が入ることが快感に。。。

親しい方達とのグリーク時間。あっという間の3時間でした。

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