暑中お見舞い申し上げます。

「玉川上水駅から大学までの道のり、日焼けサロンみたいだった」と同僚にメールしたら「駅で電車を待っているけど岩盤浴状態!」とメールが返ってきました。アメリカでは「転ぶと火傷をするので転ばないように」とアナウンサーが注意を促しているとか。。。

地球規模で環境破壊が進み、異常気象が危険な状態になっていることを実感します。今夏の台風の被害が大きくならないことを祈るばかりです。皆さま、どうぞ体調管理にもお気を付けください。

大学では前期最後の授業&レッスンを終え、ピアノ科のオンライン会議で司会を務め、附属高校生のためのレッスン、受験準備講習会などが連日続きました。昨年の受講で初めて会った生徒が一年後に驚異的な進歩を遂げていたのは嬉しい驚き!

また今年の担当科目「演奏論」「作曲家と作品分析」「作品研究」「演奏解釈」「テーマ別演習」「ピアノ・リテラチュア」のうち筆記試験を行った科目は試験問題作成、試験実施の後、採点、成績評価と続き、ほぼ徹夜状態となりました。けれど、しっかりとした文章を書く学生、鋭い感性が伝わる答案などに感心したり元気をもらったりしたことも事実です。

そしてオムニバス形式の「ピアノ・リテラチュア」は各先生からの出題を集約しての筆記試験。〇✕式、穴埋め式、選択式など各分野のスペシャリストの先生方の工夫と個性が光る問題集は、皆さんに公開したいくらい面白いテストです。

〇✕式では、自信が無いものにも勘を頼りに〇か✕かを書くのが普通。中には全部を〇にして「確率から言って半分は正解だろう。。。」という答案があるかと思うと、自信を持って答えられるものだけに〇✕をつける真正直な学生がいて驚きました。まぐれで当たることをココロヨシとしない潔さに、思わず拍手!授業中に見せていた美しい瞳を思い浮かべながら「きっと卒業後、この誠実さが人を惹きつけるに違いない!」と応援したくなりました。

演奏はもちろんですが、答案や筆跡にも性格が現れるもの。。。自分の学生時代のことを反省しつつ、試験シーズンを終えました。

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