祈り

元旦から続く能登半島地震の報に接し、被災地の一日も早い復興を心からお祈りしております。

七尾美術館アートホールで、演奏やお話をさせていただきましたのが2019年3月3日のことでした。

風情ある街並み、美味しい海産物のお店に感激したり、展示されていた「花嫁のれん」の美しさに目を見張った日のことが思い出されます。七尾の街をご案内くださり、お世話になりました平田様ご夫妻とお電話でお話しさせていただきました。ご無事とのことでほっとしましたが、「今も断水が続き、復旧の目途が立たない」とのこと。どんなにご不便かと心が痛みます。

そして能登オーケストラを主宰されている方のお宅が全壊、そして高澤蝋燭店も食祭市場も・・・とお聞きし、茫然としています。

1892年創業の高澤蝋燭店の和ろうそくは、七尾を訪れて以来、祈りの時間に愛用してきました。
(2019.3.3にお伺いさせていただいた時の写真です)

お正月でたまたまお店に人がおられなかったので従業員の皆様はご無事だったそうです。由緒ある歴史的建造物や日本の伝統を守るお店が、もとの姿に戻る日を願わずにおれません。

道路の寸断に伴い、支援活動も困難な状況が続いているそうです。宅急便などもストップしています。寒い季節の中で、被災地の皆様に無事支援が届きますよう、ライフラインが早く復旧しますよう、七尾の蝋燭をともしながら、祈っているところです。

神戸市でも、消防出初式を中止し、能登半島地震被災地支援本部を設置。本格的な被災地支援が動き出しています。

コメント