日本バッハコンクール全国大会@浜離宮朝日ホール

2月に入り1週間がたちました。先月以来、何かを発信するという元気が起きずにひと月がたってしまいました。

そんな折、1月7日のブログで触れさせていただいた七尾の「高澤ろうそく」がパリ近郊の国際見本市に出品されたことが1月29日のNHKニュースで流れ驚きました。
七尾の方からも「前向きに頑張ります。演奏会楽しみにしています。」のメッセージ。逆に勇気をいただいています。

2月3日と4日は、日本バッハコンクール全国大会が浜離宮朝日ホールで開催され、審査員として200人の演奏を聴かせていただきました。バッハはピアノの道の原点。その完璧な音楽に挑む若きピアニスト達。

中学生とは思えない落ち着いた大人の演奏、ロマンティックな解釈で歌い上げた演奏、目にもとまらぬ(耳にとまらぬ?!)スピードで駈け抜けた演奏。透明な音色で会場の空気を染め上げた演奏。。。

ステージでは、同じバッハの楽譜から、そして同じピアノから、異なる個性が立ち上りました。

バッハの音楽が持つ完璧な造形と、人の心に寄り添う祈りと救済。

審査が終わるまでは、名前も出身も審査員には知らされません。すべてが終了しプログラムを受け取りましたら、多くの石川県からの出場者の皆さんのお名前がありました。様々な困難を乗り越えてこの日を迎えた方もおられると思います。

バッハの音楽が力となりますよう、願いをこめて会場を後にしました。

向かって右端、PTNAの福田専務理事は修士論文提出を終えられたばかり。達成感に満ちた笑顔とともに。

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