小田川 隆朗先生の”シュトラウス3兄弟”

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アメリカ在住の工学博士、小田川 隆朗先生より、シュトラウス3兄弟の作品の録音をご恵送いただきました。
昨年の1月からStrauss Piano Edition (cd計20枚!の予定)という録音プロジェクトを開始されたそうです。
イギリスのヨハン・シュトラウス協会の強い要請で、エドゥアルト・シュトラウス(3男)の未録音曲も録音するという大変野心的なプロジェクトです。シュトラウスへの愛情なくしては絶対にできない偉業です。 
ピアノ編曲については、指揮者の大町陽一郎先生に師事されたそうですが、オーケストラの雰囲気と楽しさが伝わってきます。ffからppへの急激な変化など、随所に工夫がこらされ、シュトラウスらしさにあふれています。
ウィーンのニューイヤーコンサートでおなじみのシュトラウスII。けれどヨーゼフとエドゥアルドの曲は、正直あまりよく存じ上げませんでした。
小田川先生のイメージでは
ヨハン2世=太陽
ヨーゼフ=(温暖化以前の)地球
エドゥアルト=翳りある月
とのこと。
3人兄弟の中で一番多く短調のコードを使っているのがエドゥアルトだそうです。
そして大のワーグナーの崇拝者だったヨーゼフとエドゥアルトは、ウィーン宮廷歌劇場が演奏不可能と初演を拒否した「トリスタンとイゾルデ」など当時のウィーンの一般大衆には殆ど知られてなかったワーグナーの音楽をシュトラウス管弦楽団で頻繁に演奏しているそうです。
シュトラウス・ファンの方、ぜひアクセスしてみてください。


(or Type: “Dr. Taka Otagawa” @ YouTube)
http://www.strausspianoedition.com/category-s/1814.htm
(or www.StraussPianoEdition.com STRAUSS PIANO EDITION DISCS)

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