Boesendorfer “Johann Strauss Model”

私のウェブサイト に、最近、『楽器・探訪』というページをつくりました。
弾かせていただくことができた、さまざまな楽器について、その特徴や弾いてみて感じた、率直な感想などを記していきたいと思っています。

きょうは、私が愛用している楽器について書いてみました。
Boesendorfer “Johann Strauss Model”です。
長年愛用してきた自宅のピアノです。
この楽器に多くのことを教えてもらってきました。
多くの想い出とともに、一緒に過ごしてきた相棒という感じがしています。

札幌では、ベーゼンドルファーのベテラン調律師さんがいらして調律をしてくださったあと、一緒にラーメンを食べに行ったのですが、その調律師さんと別れ、家に戻ると
「バシーン、バシーン、バシーン」
と凄い音がするではありませんか。
何と弦が切れていく音なのです。
ベーゼンドルファーには詳しくても、北国の気候に慣れていなかった調律師さんが弦を張りすぎてしまったのかもしれません。
もう空港に向かわれているとのことだったので、地元の調律師さんに、すべて直していただきました。
楽器と湿度と温度のシビアな関係について、痛感した出来事でした。

この楽器の調子が良くなってきたのは、弾いて5年ほどたった頃からです。
弦の調子も落ち着き、切れることもなくなり、「楽器が鳴る」状態になってくれました。
ベーゼンドルファー独特の響きを奏でてくれるようになりました。

ウェブサイト をご覧いただければ幸いです。

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