「いとしい五月よ、おまえはまたやってきた」を口ずさみながら

GW中も暦どおり授業が行われる国立音大。
研究室にもふだんどおり、先生方がそろっておられ、音楽談義に花が咲いています。

今日は、ピアノ教育論で「フランスのピアノ教育」について。
幼少期からソルフェージュ能力、基礎力を徹底的に身につけるフランスのピアノ教育システムについて議論しました。

演奏解釈の時間は「ラフマニノフピアノコンチェルト第2番」をとりあげ、「ラフマニノフ・プレイズ・ラフマニノフ」における作曲家自身の演奏と実際の譜面との相違などを見てみること。
演奏家、作曲家、指揮者、としてのラフマニノフ像にアプローチするとともに、この曲におけるディナーミクの設定、オーケストレーションの技法についても考察し、実際の演奏解釈にどうつなげていくか、を考えました。

夜6時。
玉川上水駅への帰り道、つつじが満開。
美しい白、赤、ピンクの花びらが風に揺れ、「おつかれさま~」と言ってくれているようで疲れがふっとびました。
子供の頃、つつじの花をつまんで、根元を舐めると、とても甘い香りと味がして感動したときのことを思い出しました。
シューマンの「いとしい五月よ、おまえはまたやってきた」のメロディーを口ずさみながら帰路につきました。

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