小宮正安先生による ベートーヴェン《第九》の世界

岩波新書から11月末に出版された「ベートーヴェン《第九》の世界」。著者はヨーロッパ文化史研究家の小宮正安先生。秋田行きの飛行機で読み始め、楽屋での待ち時間でも夢中で拝読いたしました。「何読んでるの? あ!小宮先生の本!!」と主催の秋田・モォ...
モーツァルト

出ました!2024年新版 モーツァルト・ケッヘル目録

今秋、9月24日に国際モーツァルテウム財団 ウルリッヒ・ライジンガー博士が来日され、第一生命の大会議室で、新しいケッヘル目録の出版についてご講演をなさいました。授業に重なり、お伺いできなかったのですが、国立音大の図書館に入った翌日、一番乗り...

ばらの騎士

ON BOOKS advance の新刊、リヒャルト・シュトラウス:ばらの騎士(音楽之友社)。あまりの面白さに夢中になってしまい、電車を乗り過ごしそうになりました。「もっときわめる!1曲1冊シリーズ」の第7巻。著者は、ヨーロッパ文化史のオー...

ウィーンに六段の調 

ホテル・オークラ別館で行われた、サントリーホール主催の〈音楽のある展覧会〉に伺ったのが2019年のこと。ベーゼンドルファーなども含め、ウィーン楽友協会の貴重な資料が展示された見ごたえのある展覧会でした。その折『ウィーンに六段の調』〈ブラーム...

姫君の世界史 エリザベートと黄昏のハプスブルク帝国 

この夏上梓された小宮正安先生のご著書『エリザベートと黄昏のハプスブルク帝国』。白いドレスを身にまとった妖艶なエリザベートの肖像画、ハプスブルク帝国の紋章が本の帯にも施された美しい表紙です。金とピンクの壮麗な歴史絵巻の頁を捲ると、そこには、エ...
作曲家

シューベルトの”リアル”を求めて 

朝日カルチャーセンターでは、コロナ禍以降、オンライン講座が開催されています。その時間に会場に行くことが難しい場合も、コンピュータの前に座ることができなくても、あとで時間のある時に視聴することができ、ありがたい限り。今回のオンライン講座は「小...

ピアニストが語る!

台湾から音楽学者チャオ・ユアンプーさんが来日。国立音大にご案内したり、歴史的ピアノを弾きながら音楽ジャーナリスト森岡葉さんとともに音楽談義の楽しいひとときを過ごしました。ちょうど先月『ピアニストが語る』(アルファベータブックス)シリーズ第5...

音楽のような本がつくりたい

2020年に出版された『音楽が本になるとき』に続き、昨年暮れに上梓された『音楽のような本がつくりたい』。著者はアルテスパブリッシング代表取締役の木村元さん。音楽之友社で20年、そして独立されてアルテスパブリッシングを創業されて15年。音楽書...

眠る前の『ラトヴィア民話集』

1月半ばから試験期間が始まりました。演奏審査、論文審査、最終試験・・・と続く中、夜眠りにつく直前、副交感神経に移行するために読むのが、絵本か民話集です。昨年末クリスマスコンサートの折、東川町のブースでお会いしたラトヴィア美女アルタ・ボイツェ...

いつもモーツァルトがそばにいる。

12月の最終授業が終わり、「冬休み」という期間に入るのですが、この暮れからお正月にかけてが、大学の繁忙期と言われています。お正月休み明けが締め切りとなっている試験・レポート採点、成績評価、来年度の授業予定、紀要論文の初校校正、実技試験レパー...