講座「モーツァルトを美しく弾くために」第2回

ヤマハ所沢で、2回目の講座。
普段、ピアノ・レッスンの現場で実際にモーツァルトを教えていらっしゃる先生方が対象の講座なので、指使いの話をすれば、皆さんの指が動き出し、ペダルの話になると全員の足が動きだす・・・という、とても一体感のある雰囲気です。
前回の第1回の日は、台風で中央線がストップしたため来場予定なのに、来れなくなってしまった先生方が数名おられました。
前回の形式感のお話をまじえながら、
「生き生きしたモーツァルト演奏」
ということで、演奏をまじえながらお話しさせていただきました。

ヤマハの講師さんだけでなく、プライベートでレッスンをされている先生方も会場にはいらしているのですが、そういう垣根をとっぱらったところで、皆様とても結束が固く、コミュニティがすでに出来上がっている感じです。お互いのお教室の発表会には、お手伝いに出かけたり、悩みなどを相談したり、コンサートや講座の情報交換をしたり、ということが普段自然に行われているそうです。
ピアノというのは、他の楽器に比べると孤独な楽器で、一人で完結してしまうこともできるのですが、そういう音楽の輪が出来ることによって、独りよがりになるのを防ぐことができたり、さらなる発展のための刺激になったり、と素晴らしいことだと思います。

会場では、新譜のCDや来年のコンサートのチケットをお求めくださったり、感謝しております。

終了後は、ショップ長さん、スタッフの岡野さんらとランチしながら、音楽談義に花が咲きました。楽器店を拠点に音楽家が集まり、音楽の輪が広がり、それぞれの生活の中で音楽が生かされている、そんなことを感じました。活気ある楽器店の生き生きとした姿を感じました。

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