四谷の若葉が春の日差しにまぶしく輝く快晴。まさに今日のモーツァルトプログラムにピッタリのお天気!と思い、窓のカーテンを開けました。楽屋に1時入り、午後から楽器搬入が始まり、2時半から4時半リハーサルに続いて6時から本番でした。
紀尾井ホールは、すばらしい音響でした。響きが上品で、ステージでの集中を助けてくれる場所でした。
モーツァルト32番というあまり演奏されないけれどはつらつとした序曲の雰囲気で幕が開き、次に、K488のピアノ・コンチェルトを弾かせていただきました。
この曲の2楽章を、東山魁夷画伯が「緑響く」という作品にされていることを、美ヶ原にお住まいの I さんが教えてくださいました。
森(オーケストラ)の中を白馬(ピアノ)が走りすぎる美しい絵です。単音の跳躍が感情の波を表し、ここまで少ない音符で、これだけの表現ができるのか、と毎回驚きながら弾いています。
後半のジュピター、アンコールのフィガロ、満席のため会場で聴けなかったのが残念。
東フィルのみなさま、指揮の金さん、コンサートのためにいろいろとお世話になりました主催のセレモアつくばのみなさま、そして紀尾井まで足を運んでくださいましたみなさま、本当にありがとうございました。
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