旭山動物園

これまで何度か東川にお邪魔しているのですが、まだ行ったことがなかった旭山動物園。今回、２時間ほどの空き時間に、ご案内いただきました。ターミナルホテルから車で４０分ほど。この時期、冬時間で１０時半開園。

長年赤字が続き、旭川市一番のお荷物だった「旭山動物園」が、園長のアイデアや地元の努力で一番の稼ぎ手になったそうです。独特の視点とアイデアで、動物の自然の姿を見る、というコンセプト。

以前、園長先生がオラウンターが懸垂渡りできるように予算の陳情をされたそうです。
議会からは、
「すごい値段がするオラウンターが高い所から落ちて怪我でもしたら大変じゃないか！」
と猛反対をされたそうですが、
「オラウンターの握力は、人間の想像をはるかに超えているから大丈夫」と議会の反対を押し切った英断が、今も人気スポットとなっているとか。
今も次々に新しい試みが続き、その先行投資は売り上げとなってすぐに戻ってくるそうです。

冬のしかもウィークデー、閑散としている動物園もまたいいでしょう、ゆっくり見れるし・・・と動物園に向かってくださったのですが・・・・
ところが、ところが、すでに開園前からゲートの前には、長蛇の列。
「え～うっそ！」という混み具合です。
旭山動物園の中で売店を出す権利を持っていた方があまりに人が来ないからその権利を売ってしまった、その直後にこの人気の波。たいそう悔しい思いをされている・・とか。もしそのまま売店を続けていれば売り上げは驚異的な伸びを見せたに違いありません。
ペンギンの散歩、ホッキョクグマのモグモグタイム、野獣館、丹頂鶴、オオカミ、クロヒョウなどを見たところでタイムアップ。急ぎ空港に向かいました。

観光で訪れる外国の方のうち、韓国の方は、動物園に興味がなくゴルフなどに行かれるそうですが、中国、台湾、香港の方は、動物園をはずさず、人気スポットとしてお寄りになるそうです。
動物の数より人間の数のほうがはるかに多い、人気絶頂の動物園でした。