ハイアットリージェンシー箱根、4回連続のコンサート最終日。
シュトラウスモデルのベーゼンドルファーにちなんで、
ヨハンシュトラウス2世の「酒、女、歌」で始め、最後は、英雄ポロネーズ。アンコールに静かなトロイメライ。
という流れで〆めさせていただきました。
ホテルの窓からは、山の稜線が美しく、冬の澄んだ空気に映えます。
風に揺れる木々のさやぎや、流れる雲の動きをゆっくりと見てリフレッシュしました。
幼い頃、雲を見るのが大好きで雲に乗るのが夢でした。
物理的に無理だということを理科の時間で知り、だんだんに人生が忙しくなってしまい、雲をボーッと眺める時間がなくなってきていました。
いっときとして同じ形をしない雲、そして風によって旅をする雲。
たしか、雲と風が友達で、一緒に旅をする童話を小学校の「創作クラブ」で書いた記憶があるのですが、そのような幼い物語で埋めた原稿用紙も遠い過去の話。
突然、エオリアンハープを無性に弾きたくなって、プログラムに入れました。
天才たちは、自然の姿や色を何と見事に音にしてくれたのだろう・・・と感嘆しながら弾きました。
コメント
「ノンちゃん雲に乗る」
実は、私の少女時代(ウン十年前)の愛読書だったんです。
高原温泉で
嵐のように
激しく流れる雲に見入っていたのは
子供のころからの
そのような雲への思いが
あったからかも…
と今、思っています。
ノンちゃん雲に乗る
というのもありました。