ショパン、シューマンの一年

それにしても今年は、ショパンをよく弾きました。
モーツァルトファンの方にしかられるほど、ショパン、ショパンの一年でした。

今日は、ヤマハ所沢店で「ショパン&シューマン」のレクチャーです。
生誕200年の二人の違いを演奏家としての切り口から解剖させていただきました。

101209

ショパンの作曲技法の特徴やシューマンの魅力を短い時間で解明していくのは、難しいことですが、代表的な作品を通じて、和声の特徴、フレージングの違い、底流にある美学、そして、持って生まれた感性などに触れました。
音符からどういう感情を読み取るか、つまり、「音符を読む力」によって演奏が機械的になるか、音楽的になるかが決まります。
単に譜面が読める、ということは音楽がわかることを意味しないことは当然ですが、おたまじゃくしからいかに複雑な感情をすくいとってくるか、これから年を重ねながらそういう力をつけていきたいと思っています。
12月は、お教室の発表会やクリスマスコンサートの季節。それにおうちのご用事などが多い中、たくさんのレスナーの方が朝早くからお集まりくださいました。厚く御礼申し上げます。

コメント

  1. nishisan より:

    そうですか。