たましんRISURUホールにおいて開催されました礒山雅先生主宰の「楽しいクラシックの会コンサート2017」で、バリトンの田中純さんと共演させて頂きました。
バッハの「ゴールドベルク変奏曲」のアリアで始まったコンサート。カンタータ第82番≪まどろめ、疲れた眼よ≫が続き、モーツァルトのKV330、≪クローエに≫、フィガロの結婚から≪もう飛ぶまいぞ、この蝶々≫。
休憩をはさんでドイツリートと日本歌曲、そして最後は歌謡曲まで。
文字通り、幅広~~いプログラムとなりました。距離で言うと地球半周、時間で言うと300年ほどを旅した一晩でした。田中さんのキャパシティーの広さのなせる業でしょう。お客様も大変楽しまれ、一体感に包まれたコンサートとなりました。
それにしても30年続いている「楽しいクラシックの会」。会員の皆様が、それぞれに役割と担当を決めておられ、強い絆が出来上がっていることが伝わります。そして何より、礒山先生の感動の波及効果が大なのではないでしょうか。「涙なしには聴けない曲が4曲続いた・・・」と仰りながら声を詰まらせる先生にもらい泣きしながら、あらためて歌の魅力を感じたお客様も多いように思えました。
ホールのコンピュータとの互換性トラブルで間際まで字幕の準備に追われておられた先生。
本番には無事に間に合い、ほっとしました。
ピアノは、RISURUホールのベーゼンドルファー。温かな歌に寄り添う楽器として、力を発揮してくれました。
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