プライムステージ at かなっくホール

かなっくホール。
以前、サロンコンサート協会主催でコンサートをさせていただいたことのあるホールです。新宿からかなりかかるかと思っていたら、湘南ラインであっという間に横浜に到着。家から40分ほどという近さでした。

山響楽器の鈴木さんの号令のもと、ステージに集うピアノの仲間たち。
1部は子供たち、2部がピアノの先生方、そして特別演奏スペシャルゲストということでお呼びくださり、シューベルトの即興曲など数曲を弾かせていただきました。
杉本安子先生が講評をされたそうで、お聞きできなかったのが、とても残念でした。
見事なご経歴をお持ちでいらっしゃりながら、とても温かい笑顔と気さくなお人柄に憧れていましたので、ぜひお話をお伺いしたかったところです。

楽器店でピアノを買われ、ピアノを趣味としておられる方、次々にコンクール入賞を重ねているバリバリのピアノ学生さんなど、ピアノとの付き合い方は様々かもしれません。
ピアノを買われ、家に搬入され、その後、ピアノを続ける方のパーセンテージがどのくらいなのか、わかりませんが、楽器が生涯の友となり、ずっとそのお宅で音楽を奏でていてほしいと願うひとりです。
楽器店の役割も大切です。
売りました、はい終わりました、ではなく、ピアノを購入していただいた方々へのその後のサービスや情報提供が大切です。
今回のような演奏機会の提供も、とても意味のある取り組みだと思います。
エネルギッシュなスタッフの方、プログラムの印刷などを引き受けてくださったブレインの方、当日手際よく進行役をしてくださるった方 ― たくさんの方々の力が一つとなり、音楽を通じたコミュニティが生まれています。

作品やピアノの歴史などをお話しさせていただいたきながらの30分のステージでしたが、熱心に聴いてくださったちっちゃなピアニスト、そして優しい眼差しのピアノのレスナーの先生方を前に、そんなことを思う一日でした。

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