演奏論A試験問題・解答

国立音楽大学 の 講義・演奏論A の試験問題の解答を、私のウェブサイトにアップしました。 学内試験問題 のページをご覧いただければと思います。
Ⅱのモーツァルトとベートーヴェンの作品に関する正誤問題は、思っていた以上に正答率が高かったのですが、Ⅰの英文の試験問題の成績は芳しいとは言えませんでした。
確かに、必ずしも易しくはない英文ですし、深い内容を含んでいますので、戸惑った人も多かったことと思います。
英文の出題をする意味については、 6月30日のブログ で記し、使用する英文についても予告しました。事前によく読んで試験に臨んで欲しかったところですが、文章の大意を理解していた人は残念ながら少なかったように思えます。

brendel改めてこのブレンデルの文章をよく読み、内容を理解して欲しいと願っています。
ブレンデルのモーツァルト観には賛成できない人もいるかもしれませんが、モーツァルトのピアノ作品が、ほかのジャンル ― オペラの中のアリアや重唱、シンフォニー、リート、ピアノ・コンチェルト、室内楽などの作品に通じるものがあり、それらの作品をピアノで演奏するようなところがあることはとても重要です。

さまざまなジャンルの作品を聴いて、モーツァルトの音楽の奥行や広がりを感じて欲しいところです。そして、何よりもたくさんの作品を聴き込んで、モーツァルトへの愛情を育んでいってほしいと願っています。

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