「円熟する」ということについて」(その2)

コンサートのあと、何人かの方からメールをいただきます。
デビュー以来、機会あるごとにずっと聴いてくださっている方、数年前からほとんどすべてのコンサートに足を運んでくださる方など。。。
そういう方から
「最近の久元さんは、円熟度を増してます」
というようなお言葉をいただくことが多くなりました。

上手に弾いているけれど、ノーミスで完璧にすべての音をはずさずに弾くけれど、おもしろくない、味わいがない、香りがない、というのでなく、終わったあとに何かが聴く人の心に残るような演奏。
音と音の間から何かが香り立つような演奏、そういうものを求め続けてきて、まだまだこれから、という途上にある私ですが、若いころに比べれば、学生弾きの域から少しずつでも脱皮してきているのかもしれない、と思いたいところです。

新宿にも大好きな梅の花が咲き始めました。春ももうそこまで来ているのでしょうか。

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