このところコンサートが続いていて、テレビを見る時間はほとんどなかったのですが、土曜日のNHKの世界遺産シリーズで、フランスのモン・サン・ミシェルを取り上げるというので、楽しみにして見ました。
モン・サン・ミシェルは、干潟の中に浮かぶ、海の上の修道院です。世界中から年間300万人の観光客が押し寄せるというのですが、私はまだ行ったことがありません。
残念ながら番組は期待はずれでした。というよりも大いに失望しました。
しらける原因は、レポートしている女性アナウンサーの甲高い声です。
シーンが変わるたびに、「わー」「きゃー」「おいしそ~う」「え~」「すご~~~い」を連発。
モン・サン・ミシェルの素晴らしい映像、そして的確なナレーションさえあれば十分なのに、どうしてこんなにはしゃぎ回る必要があるのでしょうか。
これでは映像がだいなしです。ギャラリー的な叫び声などつけなくても、あるがままの映像で十分勝負できるはずなのに・・・・
NHKのことですから、映像スタッフも音響スタッフも、おそらく最高のメンバーをそろえているはずです。その力のおかげで、素晴らしい映像や音、響きがとれているのです。
これでは、映像・音響のみなさんもやる気がなくなってしまうのではないでしょうか?
アナウンサーのトーンがあがっていけばいくほど、静かにモン・サン・ミシェルの映像を楽しみたいという気分は冷めていきました。
あまりのひどさに見るのはやめ、DVDに録画しておいた「弁護士のクズ」を見ました。
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