グラーフで弾くトロイメライ

八王子の池末さんの工房にお邪魔させていただきました。
このお部屋でいろいろな名器の調整が行われてきました。
修復には、膠をはったり、木を補強したり、気の遠くなるようなこまかな作業が続きます。

楽器の命を守り、音を後世に伝える・・・
200歳、300歳の楽器たちに生命を与えるそのお仕事は、
何か神々しいものを感じます。

別世界に連れて行ってくれるような、1839年製グラーフの響きには感動しました。
まさに、ウィーンの香りが立ち上ってくる、夢のような独特の美しさです。
「トロイメライ」を弾かせていただきましたが、その音が夜眠りについても耳の中で鳴り続けました。

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