法人会コンサート

「歌とピアノの楽シッククラシック」
砂川東支部女性部法人会主催のコンサートをセレモアコンサートホール武蔵野で行わせていただきました。

ショパンの遺作のノクターンやシューマン(リスト編曲)の「献呈」など.。
そして後半はモーツァルトのリート、重唱など。
歌は、テノールの小堀勇介さん、ソプラノの大武彩子さんです。

ふだんお忙しい経営者の奥様たちですが、この1時間半は、ショパン、リスト時代の響きやモーツァルトの世界に身をゆだねていただきたい・・・と願って選曲させていただきました。
毎年、お声をかけていただき、1年ぶりにお会いするみなさん。
音楽を通じ、共有させていただいている時間が濃いせいか、おひとりおひとりと長いおつきあいのような気持ちになっています。

「あなたの足元で死ねるのだから幸せ!」、と女の子に踏みつけられて死んでしまう、可憐でかわいそうな「すみれ」。
そして恋人を抱きしめ、ぐったりとなるけれど幸せな少年「クローエ」。

モーツァルトの愛情の表現、心の変化やドラマを音にするたくみさには、毎回演奏のたびに感動するのですが、
今日は、24歳の二人が演じる「コジ・ファン・トゥッテ」のフィオルディリージとフェルランドの生き生きとした表現によって、コジの世界がサロンの空間に広がりました。
今日の演目、「誠実な婚約者の腕に」は、このオペラのハイライトで、私の最も好きな二重唱です。
フェルランドのイ長調の愛の歌が始まる前の一瞬で、すべての空気の色が変わるのです。

演奏会が終わってほっと一息。「はい、チーズ」と撮影のあと、着替えをし、また明後日のコンサートの合わせをしました。ドン・ジョヴァンニのアリアなど、さらにドラマティックな歌もプログラムに入ります。

同級生ということもあって、お二人、年齢の話になるのですが、二人ともギリギリ昭和生まれ。平成生まれの後輩たちのことを
「何せ、足が長い、顔が小さい、同じ日本人と思えない体型をしている」
というのです。
私から見ると二人とも8頭身で充分すぎるくらい顔がちっちゃく、足が長い現代っ子体型にしか見えないのですが、二人から見ると
「今の子って信じられないくらいスタイルが私たちと違う」
のだそうです???

インフルエンザで降板せざるおえなかった仲間のもとに、すでにお正月にかかってA型の抗体ができている小堀君がイチゴや花束を届け、チームワークで乗り切った一日が終わりました。

お世話になりました砂川東支部女性部会の皆様、ありがとうございました。
120216

コメント

  1. yuko より:

    合格おめでとうございます!
    楽器から様々なことを学ぶというのも真実ですが、
    音楽は、イマジネーションの世界ですので、想像力を豊かに生かして、そこからさまざまな表現を獲得していっていただければと思います。
    楽器店や大学など、いろいろな場所でグランドピアノを弾く機会を多くつくり、家での練習をさらに深め、ピアノの道を究めっていってくださいね。
    シューマンは、教会などでオルガンを弾く機会があれば、それも逃さないよう、とも「子供のためのアルバム」で書いています。
    国立音大の楽器資料館には、さまざまな時代のピアノが置かれています。水曜日が会館日で
    試弾もできますので、たくさんの鍵盤楽器に慣れていってくださいね。
    楽しい学生生活となりますよう!!!

  2. ぴあのん より:

    お初にお目にかかります。ぴあのんです。
    4月から国立音楽大学の演奏学科(ピアノ)に行くことになったのですが、グランドピアノを持っていません。
    経済的な理由もあり手が届かなかったのですが、演奏学科の生徒さんでグランドピアノを持ってない方は居ないとお聞きしました。
    やはりグランドピアノではないとよくないのでしょうか?
    こんな質問を大先生にするのはどうかと思ったのですが・・・
    よかったら御意見お願いします。