落ち葉の季節

落ち葉の季節になりました。
落ち葉を踏みしめながら歩いていると、ふと、チャイコフスキーの四季の中の「10月」のメロディが浮かんできます。
この曲集は、チャイコフスキーが月刊誌の付録として作曲したもので、スコアにはそれぞれの曲にロシアの詩人がつくった詩の一節が掲げられています。

「秋、あわれにも私たちの庭はすさみ果て 
黄色に染まった木の葉は 風に舞い落ちる・・・」

国立音大のキャンパスにもすごい量の落ち葉が降っていて、庭師のおじさんの箒は、フル回転。

ベーゼンドルファーでモーツァルトを弾き、プレイエルでショパンを弾き、気がつくと夜中。
夜は、久しぶりにヘンリーミラー「黒い春」を読みました。
圧倒的なエネルギーとたたみかけるようなリズム。聖なるもの、俗なるものが入り混じり、リアリティとファンタジーが交錯します。
体調がいいときは、力と勇気をもらえますが、体調が悪いときは、とても手に取る気持ちにならない・・・そんな本です。

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