池内紀「野の花だより365日」

池内紀先生の「野の花だより365日」(技術評論社)を読了。
野の花に寄せる先生のあたたかな眼差しとユーモアあふれる文章に引き込まれ、あっという間に上、下と読み進んでしまいました。

外山康雄さんの絵も、美しく、こまやかなタッチで、ページをめくるたびに、それぞれの個性をもった野の花が登場し、楽しい本です。
普段、口に出して呼んでいる花でも、漢字でこう書くのかとはじめて知ったり、花の意外なエピソードを知ったりすることができました。
新宿にいると、なかなかお目にかかれない花もありますが、演奏旅行や遠出をするときには、これからは野の花にも目がいきそうで、旅や散策の楽しみが増えそうです。

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