湊川神社

観月チラシ神戸 湊川神社に於きましての「十三夜・観月の夕べ」での演奏会に出演させていただきました。

中秋の名月(十五夜)は、もともと中国から伝わった行事で、日本では十五夜の翌月の十三夜を愛でる風習が平安時代からあったのだそうです。今日は、ちょうど台風の合間、お天気にも恵まれ、ほっとしています。

プログラムは、「観月祭」にちなんで、ドビュッシーの「月の光」など、夜、風、月、夢をテーマに曲を選ばせていただきました。宮司さんから、神社のこと、神戸のことなど教えていただきながら、丁寧に丁寧に入れてくださった日本茶を頂戴しました。馥郁たる香りが、秋の夕暮れとともに、心を落ち着かせてくれます。

照明の打ち合わせやリハーサルを終え、本番までのあき時間、境内と神社の周りを少し散策。近所のふくもと珈琲店で休憩しました。神戸では、まずい珈琲を探すほうが難しいくらい、どのお店も美味しい珈琲とスイーツを提供してくださいます。ふだん演奏前には、あまり珈琲を飲まないことにしているのですが、今日は、誘惑に負けて喫茶店を2軒はしごしてしまいました。神戸の珈琲ですっかりリフレッシュ。月の神秘に想いを馳せながら、静けさとともに、演奏させていただいた「観月」の夕べでした。

演奏後は、お客様と秋の季節料理をご一緒させていただきました。十三夜は「栗名月」「豆名月」とも呼ばれ、自然の恵みに感謝する心から生まれたものでもあるそうです。

主人は湊川神社で七五三をあげていただいたそうです。半世紀後、市長選挙に出馬するとは、夢にも思っていなかったに違いありません。

十三夜芒のお土産を手に、秋の月灯りの中、帰途につきました。
お世話になりました湊川神社のスタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。

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