講習会準備&夏のコンサート2015&全国同調会懇親会

帰国後、荷解きもそこそこに大学の講習会準備に入りました。

調律科の大津直規先生、畑山智美さんにお世話になり、クラヴィコードを設置していただいた後、明日からの講座と公開レッスンに備えて調律をしてくださいました。会場レイアウトを確認し、講習会に暑い中いらしてくださる受講生の皆様をお迎えする準備が万端整いました。

3時からは、国立音楽大学「夏のコンサート2015」が行われる講堂大ホールへ。

夏のコンサートのオープニングに相応しく、打楽器でスタート。上野信一先生の精鋭な演奏でクセナキスの「サッファ」、キビキビとした若手打楽器アンサンブルの演奏で西村朗:マートラ。西村作品でのマリンバ(木次谷紀子さん)の即興演奏など会場はリズムとエネルギーの坩堝の中で、沸き立ちました。

続けて、沖縄出身の与儀巧さんのテノールと花岡千春先生のピアノでトスティの歌曲、そして安井耕一先生のピアノでシューマンの「クライスレリアーナ」から第4曲を除いた7曲が演奏され、静かな余韻の中でコンサートが終わりました。

打楽器、声楽、ピアノと異なる分野の音楽が一つのステージに展開され、音楽大学ならではのバラエティーに富んだコンサートとなり、演奏会自体も、フォルテッシモで始まり、ピアニッシモで終わる「通」の終わり方でした。

大学では、夏季講習会期間中でもあり、キャンパスは、たくさんの高校生や社会人の方で賑わいを見せていました。ちょうど全国の同調会(卒業生の同窓会)代議員会も行われており、夕方からの懇親会では、ジャズの山下洋輔先生が会長挨拶をされ、コンサートでお世話になった支部の先生方などにもお会いすることができ、嬉しい夏のひとときでした。

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