オルガンとのひととき

大学での授業を終え、横浜へ。
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「日本の道100選」の1つ、山下公園通りは、初夏の花が満開です。
夜は神奈川県民ホールのオルガンのリハーサルをさせて頂きました。
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3段の鍵盤それぞれをどのような音色にするか、会場の音響と曲のイメージと合わせて決めていく楽しい作業です。
敬虔な音、厳かな音色、華麗な響き、それぞれが曲想にはまる瞬間を見つけていきました。
「オルガンを弾く機会を逃さないように。」とは、シューマンの言葉です。曖昧なタッチを許さない厳格な楽器は、自分の技術の綻びや弱点を教えてくれます。
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夜8時過ぎからは、ソプラノの菊地美奈さんを交え「アヴェ・ヴェルム・コルプス」や戴冠式ミサから「神の子羊」のリハーサル。
シュタイン・モデルのフォルテピアノを置く位置をステージ上で決めたり、本番に向けての大事な仕込み時間を過ごすことが出来ました。
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オルガン、フォルテピアノ、現代のグランドピアノを使っての盛りだくさんプログラムとなります。
神奈川県民ホール改修工事のためクローズになる直前の演奏会です。横浜の皆様、モーツァルト愛好家の皆様、是非ご来場下さいませ。

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