ロヴェレートからの手紙

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帰国翌朝、朝9時に大学に出講。帰国届を出し、夜6時まで講義とレッスン。日本での日常に戻りました。
夜、「イタリアモーツァルト協会一同より感謝を申し上げます」という下記のメールが新聞記事とともに届きました。
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御無事に日本に戻られましたでしょうか。今回は遠路はるばるお越し下さり、美しい音楽と交流を通して、得難い忘れがたい経験をさせていただきましたことを、私個人に加え、関係者一同から感謝申し上げます。
協会の方であなたのCDを聴いていましたが、今回改めて生演奏を鑑賞するのみならず、お人柄にも接することでき、大変光栄でした。
本日の「Trentino」誌に掲載された記事も添付します。
記事の後半がアラでのリサイタルの内容になります。
『アラのピッツィーニ邸で午後に開催されたコンサートでは、モーツァルト自身が何度も演奏した同じ部屋で、日本のピアニスト久元祐子さんがフォルテピアノを演奏した。彼女はこのザルツブルクの作曲家に捧げたCDを数多く録音しているが、この日は幻想曲ニ短調と一連の変奏曲に加え、モーツァルトの最もよく知られているピアノソナタのうち3曲(有名なトルコ行進曲付きのイ長調K.331、ヘ長調K.332、変ロ長調K.333)を弾き、非の打ちどころのない演奏で聴衆を歓喜させた。イタリア・モーツァルト週間音楽祭の芸術監督マルビ・ザノーニ氏は、「久元さんのフォルテピアノによる演奏は(ピアノの時の演奏よりも)さらに優しく、尚且つトルコ行進曲は輝かしく威厳があった」とコメントしている。』
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今回の演奏会でお世話になりました皆様、本当にありがとうございました。
遠い日本にいるピアノ弾きを温かく歓迎してくださり、心から感謝しています。
音楽を演奏する、という行為は、言葉の壁、国籍の違いを超えて、人と人が互いを感じ、分かり合える幸福を感じる時間でもあります。モーツァルト演奏において、多くの貴重な経験をさせていただけましたことに御礼を申し上げます。またお会いできる日を楽しみにしています。 Yuko
 

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