海の幸、山の幸が豊富な神戸。市場を歩くと、自然の恵みと季節の移り変わりを感じることができます。
今日は、朝の練習の後、大安亭に。店頭に果物、野菜などがせり出し、まさに、活気ある「台所」。アーケードがついたことで、明るくなった大安亭。人々の暮らしを支えておられる様々なお店の発展を願いながら、桑山理事長と握手を交わしました。
大丸西側に出て、元町商店街へ。1丁目から6丁目まである長い長い商店街です。自転車乗り入れ禁止で、通りも広く歩きやすく、すっきりとしています。ハイカラ神戸の心意気を支えてこられた河野婦人部長さんにご案内いただきました。
風月堂でティータイム。美味しいマロンケーキやアイスクリームをいただきながら、風月堂の下村俊子会長が、一葉の写真を見せてくださいました。それは空襲で焼け野原になってしまったときの商店街を写したものでした。
胸がつまるような悲しい姿に、涙を堪えた私を見て、会長さんが気品のある静かなお声で「私の大事な宝物なの。」とお部屋から持ってきてくださったのは、そのとき焼け跡に残った数枚の貨幣でした。
この貨幣が、ゼロからの出発の原点。ずっとこれまで大切にされてきたそうです。華やかなアーケードと色とりどりのお店の数々からは、想像もできない時代があったことを痛感しました。
夕方になり日が沈みかけるころ、夕食のおかずのお買い物で賑わう板宿商店街へ。おなかもすいてくる時間で、お肉、お野菜、揚げ物など今すぐ欲しくなるものが並びます。目に入ったのが、松鶴ぽん酢工房の「至高のぽん酢」。鍋物が恋しくなるこれからの季節にピッタリ!amazonでも楽天でも1位となっている人気商品とのことです。
板宿ふれあいまちづくり協議会や板宿ママのための子育てサロンなど、地域の皆さんのコミュニティーの中心ともなっている商店街。長い歴史の中で培われてきた人と人を結ぶ和が、これからも大きな発展を遂げますように願っておりますところです。
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