池内紀先生と対談コンサート

神戸文化ホールに池内紀先生をお招きしての「対談コンサート」おかげさまで無事終了いたしました。

対談コンサート2018

平日の午後3時開演、という催しでしたが、会場には多くの皆様がいらしてくださり、池内先生もお喜びくださいました。

折しも「今夜にも台風が神戸を直撃」とのニュースが入り心配したのですが、対談コンサート終演の午後5時には、まだ空も晴れており、ほっとしました。「皆様、お気をつけてお帰りください!」とステージから池内先生と一緒に呼び掛けた次第です。

1対談

今日は、この夏、神戸文化ホールに入ったばかりのウィーンの名器、ベーゼンドルファーmodel280VCを弾かせていただき、その典雅な音色をお届けできたことを大変光栄に思っています。このピアノは、(一般財団法人)東洋財団 代表理事の三村正之様のご寄付により、神戸文化ホールに導入されたものです。

終演後、穏やかでお優しい笑顔の三村様に初めてお目にかからせていただき、お礼申し上げることができました。これから多くの演奏家、愛好家の皆さんによってウィーンナートーンが神戸に響き渡りますことを願っています。

対談3

対談では、池内先生が神戸にお住まいだった当時のお話、神戸大学で教鞭をとられた頃のエピソードなど会場は笑いに包まれました。音楽の話、旅の話、モーツァルトの話など、話題は尽きません。「まだまだずっと聞いていたかった」「あっと言う間だった」というお客様のお声。台風上陸前に終演しなければ・・・という命題を抱えてのコンサートですので、出演者としては冷や冷やしながらも、先生の貴重なお話をいろいろお聞きでき、幸せなひとときでした。

最後に池内先生の「年をとると億劫だからやめとこう、という気分になるけれど、外に出ないと人生は広がらない。億劫だから行こう!というふうに考えましょう」と閉めの言葉。爆笑の渦の中でお開きとなりました。

対談2

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