黒田賢一先生文化功労者顕彰祝賀会

ホテルオークラ神戸で、黒田賢一先生文化功労者顕彰祝賀会が行われ、オープニングの清興をさせて頂きました。

朝7時、調律開始。9時からリハーサル。正筆会の皆様が粛々と準備を進められ、約1000人の皆様がお祝いの場に集う華麗な会となりました。

黒田先生への尊敬とお慶びの想いをこめて、バッハ、ヨハンシュトラウス、リストの小品を演奏。

政界、財界、学会から錚々たる顔ぶれが並び、次々にお祝辞が続きました。

流麗かつ大胆な黒田先生の書についての讃辞、日本伝統文化の継承者としてのご功績を讃える祝辞、温かく誠実なお人柄を現すエピソードなど。

「大胆な太い筆使いは、ともすると下品になりがちだが、黒田先生の場合は決して品格を失わない」というお言葉が印象に残りました。

筆の運び、トメ、ハネなどの筆の運びは、演奏にも通じるものがあり、音楽のリズムやアーティキュレーションの表現にも繋がります。

「書は人となり」
悪筆の自分を反省しつつ、これからはせめて下手であっても丁寧な字を書きたい、、、と思った次第です。

世界に誇る日本の書道文化の隆盛、正筆会の益々のご発展をお祈り申し上げながら、会場を後にしました。

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