菜の花

先日神戸布引で見た満開の菜の花は見事でした。元気カラー「イエロー」が、今も目に焼き付いています。

菜の花からできる「菜の花ろうそく」に出会ったのは、ちょうど3月3日のお雛様の日。
能登・七尾で連れて行っていただいた高澤ろうそくの店内でした。

外国の友人へのお土産のために素敵な「和ろうそく」を買ったのですが、傍にちらっと目に入った可愛い色の「菜の花ろうそく」を自分用に購入。今マイブームになっています。

菜種油から作られる菜の花ろうそく。ロウが流れ落ちることもなく、優しい燃え心地です。
小さな豆サイズで、燃焼時間は約20分。

和ろうそくの美しい炎は、常に自然に揺れています。一本ずつ手作りされているためか、均一に機械的に燃えるのではなく、息をしながら燃え続けているかのよう。時折、何かを語るかのように、熱く大きな炎になったかと思うと静かな炎に戻ったり。

じっと炎を見て心を無にすることもあれば、遠い記憶に想いを馳せたり、ろうそくの灯りの中でお茶を一服飲み気分の切り替えをすることも。

菜の花色の静かな和ろうそくの炎。
平成最後の弥生、静かに夜が更けていきます。