山根商店(立ち呑み)

新宿の文化の殿堂、新宿文化センターのちょうど斜め向かいにあります。
音楽ホールは、やはり活気のある街中にあり、近くには素敵なレストランや飲み屋さんがあってほしいものですね。とくに、この「山根商店」のような立ち飲みのお店があると、風情があっていいものです。
丸の内線の新宿3丁目からは、明治通りを北上し、日清食品フーディアムの角で右折し、新宿文化センターの方に向かった途中にあります。
お肉屋さんの作業場のような店の前に立ち飲みのカウンターがあり、ビニール囲いでおおわれています。真冬でも少しも寒くはありません。
カウンターの中の大鍋には煮込みがぐつぐつと煮えていましたが、まずやきとんということで、カシラ(下の写真)、それに、ホルモン、シロ、ハツを注文します。

刺身は、子袋刺し、レバー刺し、牛刺しの三種類がありましたが、きょうは牛刺しを頼みました。ほどよく油の筋が走り、何とも言えない味わいです。
立ち飲み初体験は、去年のこと。やはり立って飲むというのは、抵抗があったのですが、一度この店に入って立ち飲みの気楽さを体験するとほかの立ち飲み屋さんにも入れるようになりました。イギリス紳士のパブとはまたひと味違う、日本のおじさんたちが、大いに憂さ晴らしをしている中、あの曲のあそこはああだ、こうだ、と言いながらビールを飲み、日本酒を飲み、、、というのもたまにはいいかな?という感じです。
それにしても焼いているおばさんの手際の良さには、ほとほと感心します。おそらくこの道何十年のベテランの腕前とお察ししますが、まったく無駄のない動き、注文を決して間違えたり忘れたりしないパーフェクトな対応、気さくな人柄、みんなの歓声やパクパクガチャガチャという音をもろともせず、もくもくとモツを焼き続ける姿に、畏敬の念を覚えながら、美味しくいただきました。
豚足(400円)は、コラーゲンの宝庫、美容にもいいということか、女性客の姿もちらほら。。。
ラフな格好のときに、ちょっと寄れる、私にとってはありがたいお店です。

山根商店
新宿区新宿6-27-116
03-3202-1395

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