香妃園(中華料理)

新国立美術館で、坂口紀良先生の絵を鑑賞したあと、六本木を久しぶりに歩き、交差点にほど近い、香妃園へ。瀬里奈のすぐそばにある老舗の中華料理店です。
シックな内装、訓練された中国人のスタッフが、風格を感じさせます。
まず、ビールのおつまみに春巻きを頼みます。ジューシーな香ばしさが立ちのぼります。
続いて、麻婆豆腐。もっと辛い、個性的な味かと思っていたのですが、あまり辛くなく、マイルドな味わいでした。次は、ナマコ料理。
豚肉、干椎茸などと煮込んだ料理です。
いつも思うのですが、和食では、ナマコは、小さく薄切りにして酢の物でいただくのに対し、中華のナマコ料理の豪快なこと・・・・。
ナマコの酢の物は、それこそピンキリで、赤ナマコを使い、柚子の香りがほのかに漂い、大根おろしがほどよく加えられた絶品があるかと思えば、堅くて堅くて噛みきれないときや、逆に、崩れる寸前のようなものにお目にかかったこともあります。
一方、中華のナマコ料理はそんなに当たりはずれがないように思うのです。

締めは、香妃園名物というか、お店に来られる方のかなりが注文するという、特製鶏煮込みそば。写真のように鍋で出てきます。
麺は細く、柔らかめ。ほのかに黄味がかった白湯のスープは、深い味わいですが、しつこさはなく、菜っぱとともに、さっぱりといただけます。
日曜以外は朝の4時までやっているそうなので、六本木族のみなさんには重宝されていることでしょう。

香 妃 園
〒160-0021 東京都港区六本木3-8-15瀬里奈ビレッジ2F
TEL : 03-3405-9011
営業時間:月曜~土曜 11:45~翌4:00(3:20LO)、日曜 17:00~24:00 年中無休

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