アンティークピアノ@バラクライングリッシュガーデン

四季折々に様々な植物が楽しめる蓼科高原バラクライングリッシュガーデン
英国園芸のパイオニア、ケイ山田先生によるガーデンセミナー、フラワーショーなどのイベントには、全国から多くの英国庭園ファンが訪れています。

今日は春を告げるチューリップや見事な勿忘草の群生を愛でながら、バラクラへ。

今年設置されたアンティークピアノと対面させていただきました。1870年頃にオーストリア(スイス国境近く)のドルンビルンにあるAlois Kalb(アロイスカルプ)工房で制作された後、1928年にウィーンのカールドール工房でリメイクされた楽器とのこと。

象嵌細工が施されたウォルナットのしっかりしたボディとまろやかな音色の楽器。足にはグリフィンの彫刻が施されています。

ウィーン生まれの作品などを弾かせていただきながら、オーストリアの風景に想いを馳せました。

ピアノは、1台1台個性があり、それぞれの歴史があり、楽器を調整してきたマイスター達の情熱と、時代を超えて奏でこられた奏者の気がいっぱい詰まっています。
楽器との出会いは、人との出会いにも似て、ワクワクするものです。8月には「オペラ座の怪人」のトップシンガーも来日。ピアノとともに華やかな歌声が鳴り響くことでしょう。

演奏の後は、コンサバトリーでアフタヌーンティーを頂戴しながら、山田裕人CEOから英国庭園、建築の興味深いお話をお伺いし、楽しいひとときを過ごさせていただきました。

6月には薔薇のシーズン開幕。ケイ山田先生が33年の歳月の中で育んでこられたお庭の祭典が始まります。

RHS(英国王立園芸協会)とのパートナーガーデンは、バラクライングリッシュガーデンがアジアで唯一とのこと。
八ヶ岳の麓に咲く花達のハーモニー。美しい自然に感謝。

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