Henle Library @国立音大

国立音楽大学が、ヘンレ社が運営するデジタル楽譜サービス「Henle Library Campus Edition」を日本の大学で初めて導入したのが、2021年。

4年がたち、学生にすっかり浸透してきたヘンレ版のデジタル楽譜。無料で様々なサービスと機能を利用できるのは、学生にとっても先生方にとってもありがたい限りです。

でも、私を含めて膨大な情報量や機能の全てを使いこなすには至っていないのも、正直な実情。

今日は、G.ヘンレ社から、営業部長のS.ヤンツェン博士が国立音楽大学に来学され、ヘンレ原典版とアプリ「Henle Library」をテーマに、図書館2階 ライブラリーホールでレクチャーをしてくださいました。

ご自身、ピアノとチェロを演奏されるヤンツェン博士。机上の論理だけでなく、奏者としての実感や研究に直結するアプローチで、様々な機能を開発してこられました。

iPadとともにレッスンを受ける学生が日毎増えていて、紙の楽譜派の私から見ると、驚いたり感心することもしばしば。

無料アプリをそのまま印刷する学生も多いのですが、ヤンツェン博士によると、「サイズも少し小さくなってしまうので印刷には向かない」とのこと。

あくまで、指遣いや版による違いを比較検証するなど、研究用に活用し、紙媒体の楽譜を演奏で使うのが理想的な使い方と仰っていました。

原点版(URTEXT)の意味、自筆譜に始まり、原点版としての楽譜が誕生するまでの編集の過程なと、興味深いお話の連続でした。今後、校訂報告を読む時も「親しみ」がわくというもの。

複雑で専門的な内容のお話を、本当にわかりやすくテンポ良く通訳してくださった大浜陽子先生。優しいお声も含め、ファンになりました。ヤンツェン博士との強い信頼関係あってこその名通訳でした。

そして、国立音大附属図書館のライブラリアンの皆様の、親切できめ細かなサポートには、日頃から感謝の気持ちでいっぱいです。

学ぶ者にとって、まさに「パラダイス」の国立音大。学生時代に最大限に活用してほしい!そして私も学生と共に豊かな時間を重ねていきたいと思いながら帰途につきました。

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