シンポジウム「シューベルティアーデ」

国立音楽大学、ピアノリトラチュアの第2回目。
ハイドンHOBXVI-23とモーツァルトK280の比較をしながら、使用した楽器によっても音楽の中身がいかに変わるか、という話、そしてK309とK310の比較をしながら、わずか1年あまりの間に、モーツァルトがいかに深みとスケールを備えたかという話などを展開しました。

そのあと、6号館に移動。シンポジウム「シューベルティアーデ」から「冬の旅」を聞きました。学長の高野紀子先生、音楽学の藤本一子先生、ドイツ文学の轡田収先生、ピアノの安井耕一先生の先生方よって、くりひろげられるシューベルト後期の世界、そして「冬の旅」について語られました。短時間で中身の濃いシンポジウムでした。
ミュラーについては、シューベルトを通じてしかしりませんでしたが、その文学的な位置づけもよくわかり、[興味深い内容でした。シューベルティアーデのイメージもかなりふくらみました。シューベルトの曲を聴くと、ウィーンのシューベルト博物館に行ったときの情景がふっと浮かびます。彼愛用の眼鏡はとても小さく、作曲をした机も小さなものでした。

0605-3

コメント