横浜ロイヤルパークホテル・コンサート

横浜みなとみらい21地区の横浜ロイヤルパークホテルで、「モーツァルトはどう弾いたか/レクチャー&ピアノコンサート」と題するレクチャーコンサートをさせていただきました。
モーツァルトの研究家で、湘南モーツァルト愛好会の会長もされている、井上太郎先生の講演に続いて弾かせていただきました。
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作曲家としてのモーツァルトは、研究しつくされていますが、演奏家としてのモーツァルト像は、録音の残っていない時代のことでもあり、確たる証拠や記録というものも少なく、手がかりは、手紙や残っている作品などです。
でも、それらを紐解きながら、想像していくのもわくわくする世界です。モーツァルトのK332の2楽章などを弾かせていただきながら、モーツァルトの即興演奏や美学に想いを馳せました。

また、私が鍵盤楽器制作家の山野辺昭彦さんからお借りし、愛用しているクラヴィコードで、モーツァルトの「:メヌエット KV1e」、そして、有名な「ピアノ・ソナタ ハ長調 KV545 」を弾かせていただきました。
ソナチネ・アルバムにも載っているこの名曲は、4オクターブ半しかないクラヴィコードの音域にぴったり収まるのです。
モーツァルトは、クラヴィコードでも弾けるようにこの曲をつくったのかもしれません。

ともに”モーツァルト時間”を共有してくださいました500人近くのお客様に御礼申し上げます。

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