光が丘美術館「日本モーツァルト愛好会」例会

光が丘美術館で開催された「日本モーツァルト愛好会」例会で、「ハイドンとモーツァルト」と題して弾かせていただきました。
愛好会の宮田会長さんからスコアを頂戴した「後宮からの誘拐」序曲(モーツァルト自身によるピアノ編曲版)でスタート。

モーツァルト、ハイドンのソナタばかり、という渋いプログラム。
通のお客様ばかりが集まるこの愛好会の皆様でこそ、聴いていただける曲目でしたが、モーツァルトを愛する皆様とともに、先輩ハイドンから学んだモーツァルトの軌跡、そして二人の違いを感じていただくコンサートとなりました。

モーツァルトの曲のすみずみまで知っておられる会員の方も多く、
「第3楽章ロンドでテーマの前にカデンツァを入れてくれて嬉しかった。やはりモーツァルトの即興性が入ると楽しい」
など、のコメントをいただきました。

今回は、そういった小さなアインガングを入れたほかに、提示部の繰り返しではかなり大胆な変奏を行いましたが、この点についてはとくに指摘はされませんでした。
エマニュエル・バッハの反復変奏付きソナタにもありますように、モーツァルトの時代、くり返す際には、何かしら変えて弾くのが普通だったと思われるからです。
装飾音をつけたり、メロディに色をつけたり、、、という変奏ですが、今回、どなたからもお咎めなし?!・・・ということは、自然に流れて違和感がない変奏だったのかもしれない、、、とひとり自己満足に浸りました。

打ち上げ会場でもモーツァルト談義が続きました。

コメント