朝から窓をたたきつける強風と雨の音に目が覚めました。
ヤマハ所沢での講座は、朝１０時半から。
この天気でも予定どおり決行なのかしら？と思いつつ顔を洗って準備します。
出発直前、太陽が突然顔を出し、晴れ間が広がりました。
けっきょく今日は、なぜか一度も傘をささずにすみました。
晴れ女の誕生日、おてんとう様のプレゼントかもしれません。
「ピアノ演奏法講座～モーツァルトを美しく弾くために～」の第１回。
「モーツァルトの形式感と美学について」というタイトルで、演奏を交えてお話しさせていただきました。
ふだんレッスンをされているピアノの先生方がお集まりくださいました。
強風の中、お越しいただき、熱心に耳を傾けてくださいまして、ありがとうございました。
新宿への帰り道、こんなことがありました。
新青梅街道を車で移動中、車椅子の男性が中央分離帯で何かにひっかかってしまい、立ち往生。あっ！危ない！
でも前後の歩行者の方は、まったく無視して通り過ぎてしまいます。
交通量の多い場所で、車がひっきりなしに通ります。このままでは危険です。
一緒に乗っていた運転席の友人は、とっさにシートベルトをはずし、どのタイミングで助けに降りようか、と前後の車の流れを見ます。
と、そこに対向車線で、ごみ収集車が停車。中から作業服の男性が、さっと降りていらして、車椅子を押し始めます。
友人が、走ってくるほかの車を止め、その間に、車椅子は、横断に成功。ほっとしました。
後ろからの追突、横断中の事故、、、あとから考えると、さまざまなことがおきる可能性もあったと思うのですが、ごみ収集車のドライバーの方は、車椅子の男性の困った姿が目に入るやいなや、きっと何のためらいもなく、助けに走ったのでしょう。
かなりの数の車が通り過ぎていましたが、そのブルーのごみ収集車が、他のどんな車より輝いて、美しく見えたことは言うまでもありません。
誕生日に、いい光景に出会い、ハッピーバースデイな気持ちになりました。
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